bar macchina ア・ラ・カルト

なんてこともありませんがここでは私の乗っているクルマ
AutoBianchiY10とALFASud1.3Sprintについてちょっとデータなどを
もしかするとお気に入りのクルマやクルマ仲間達のクルマを紹介するかも?(^0^)
何故アラカルトというタイトルにしたのはメニューのように書こうと思っただけで深い意味はありません(^^;

AutoBianchiY10
Y10は1985年にデビューしたもう17年オチのクルマです(笑)もともとAutoBianchi社はFIAT500ベースのビアンキーナと言う小型車等を生産していた会社で自転車のビアンキが前身となっているそうです。(これには諸説あるそうな)FIATとの繋がりは戦後に経営が悪化したため援助を受けたことから始まりその当時にビアンキーナを発表し一世を風靡したと伝えられています。その後FIAT傘下に収まりFIAT127の先行モデルとして一般に日本でビアンキというとこのクルマA112を発表しました。その後継車種がY10ですが日本と本国イタリア以外ではランチアブランドで供給されたようです。それが証拠に私のY10Gtie1.3はフューエルインジェクションのマニホールドにFIAT、LANCIAの刻印が打たれています。ちなみにY10はPANDAの先行モデルでΩリンクサスペンションやファイアエンジン搭載のベーシックモデルFIREがそれにあたりますが私のY10GTはいわゆるブラジルユニットと呼ばれるSOHCエンジン搭載車です。
Y10・全長×全幅×全高 3390×1505×1425 (mm)
・駆動方式 FF
・定員 4
・エンジン 直列4気筒SOHC、排気量1297cc
・サスペンションF/ストラットR/Ωアーム
・最大出力70馬力




ALFASudSprint1.3
アルファスッドはアルファロメオが大恐慌で打撃を受けその後国営企業IRIの傘下に収まり第2次世界大戦後南部と北部の経済格差を埋めるべく設立されたプロジェクトで生み出されたクルマです。ここいらへんは詳しい資料がたくさんあると思うのでそちらを参考にして下さいませ(^^;ちなみに105系と言われるジュリアはノルド(北)と言われ区別されています。アルファが初めて手がけたFF車です。プロジェクトを任されたのはアバルトとも親交の深かったオーストリア人ルドルフ・フルシュカ氏。彼はかつてポルシェやVWにも在籍しカルロ・アバルトとともにチシタリアにも関わったエンジニアでした。その彼はこのFF車に水平対向4気筒エンジンを与え走りのアルファの伝統を崩すことなくそれでいてファミリーカーとして充分に耐えうる室内空間を実現しました。なおスタイリングは当時気鋭のデザイナーであったジウジアーロが担当彼はこの後ゴルフ、PANDAなどの傑作デザインを生み出していきました。水平対向エンジンのおかげで低重心であり足周りもフロントはマクファーソン・ストラット、リアはリジットアクスルながらワッツリンクを用いたものを採用。しかもブレーキは4輪ディスクとアルファの走りに恥じない内容でしたが当時のイタリアの工業生産水準の低さと頻発した労働争議、オイルショックで品質はあまり高くなくサビが良く発生すると言われました。ちなみに私の乗っているSudは防錆にジーバード加工が施されています。しかしながらその車重の軽さと低重心なパワートレーン、凝ったシャシーは素晴らしいロードホールディング性能を発揮しました実際私のSudでもペースを掴めばかなりの速度でワインディングを駆け抜けれます。しかしながら弱点がないでもありません。それは非力ということ。これは排気量から来るエンジンパワーの不足で後年1.5TIが発表されました。そしてブレーキ。これはバネ下重量の低減のためフロントインボードにディスクを配したまでは良かったが熱対策までは施されなかったようです。もしベンチレーテッドであれば多少はましだったでしょうしかしこれもALFA33が後継車種として出たときにアウトボードに設置されました。ALFA33はSudの後継車種で、同じように水平対向エンジンを搭載したクルマですが合理化が進められたクルマでALFA145がその後を継ぎましたが残念ながらアルファの水平対向エンジンは145を最後に途絶えました。こういった系譜を経てSudは誕生しましたが私の乗るスプリントは初期型でシングルのウェーバー32DIRを搭載したモデルです。経年変化であちこちがたが来ているもののまだまだ元気で走ってくれています。ちなみに関西Sud同好会の青の1号さんの情報によると私のモデルは当時アルファの代理店だった伊藤忠商事が試験で入れた数台のウチの1台でスェーデン仕様との事。なるほど雪の多い国の仕様なら確かにサビ対策も多少なりともしている道理ですね。オマケにジーバードですから年式のわりにサビが少ない個体でした。
ALFASud・全長×全幅×全高4020×1610×1300(mm)
・駆動方式 FF
・定員 4
・エンジン 水平対向4気筒SOHC 排気量1286cc
・サスペンションF/マクファーソン・ストラットR/ワッツ・リンク、パナール・ロッド
・最大出力76馬力
・車重890kg

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